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しんぱしー
どうやら質問を書いてくれたようなので、コメントを。


まず
量子テレポーテーションで、電話をしなかったら?
ということですが、

Bobは、
Bobの手元にくる光子が「EPRペアの片割れなのか、Aliceが送った状態なのか」
は、電話を受けないと分かりません。


つまり電話をなくして、そろそろAliceは測定したな!と想像して、Bobが出力を測定したとします。

そうして、状態は得られるでしょう。

ただ、BobはAliceが測定を成功したという確実な情報が無い限り、実験が失敗しているかもしれませんし、この状態は本物かもしれないけど偽者かもしれません。
こうして得られた粒子と入力状態との「似ている度合い」(Fidelity)というものを考えますと、そこから情報を引き出せないことがわかります。

つまり、テレポーテーションで'Superluminal'な情報通信はできません。


だけど、AliceとBobで測定時刻も一緒にデータとして残しておいて、後になってそのデータを付き合わせれば、相関はあるでしょう。そもそもそれがエンタングルド状態の性質です。


ただ、後からみて(もしくは神様から見て)、結果としてテレポートしてたといっても、
それは古典通信の結果(もしくは非局所非実在的な何らかの結果)であり、
何にも問題ありません。
なんでもわかる神様がいるなら、Superluminal通信が可能なのはアタリマエですしね。



Zeilingerのテレポーテーションの範囲では、そもそものテレポート成功確率が1/4しかないので
このような説明になります。



さらに言えば、
2準位のテレポートに関しては、2001年に完全ベル測定についての論文がありまして、
これだと、テレポート成功確率が100%近くも達成できます。

これだと一見問題ないようにも思えますが、この場合はAliceの実験結果に依存した操作をBob側がする必要があります。つまり、古典情報で結果を伝えてもらわないとBobはなにをしたらいいかわからないわけです。


蛇足でしが、Zeilingerではベル測定成功か失敗の1bitの情報で済んでいたのですが、
完全ベル測定では、結果が4つでてきます。
その結果に応じて、Bob側は出力にユニタリー変換を施すことで入力状態を再現します。
つまり、2bitの情報が必要です。
しかし、このbit数以上のデータが送られるところが量子テレポーテーションのすごさです。




今まで書いた事情から、

Aliceの結果をテレポーテーションで送れないのか?といことについてもいえます。

まず、こういう系を組むことは可能です。
「こういう状態がきたら実験成功の合図ね!」
という了解を取っておけば言い訳です。
ですが、
アタリマエですが結果を伝えるには情報を伝える必要があります。
なので最初の通信の古典情報の速度が効いて、こういう情報伝達も光速は超えません。

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